ブログ

商工中金で不適切な融資が行われていました

株式会社商工組合中央金庫(商工中金)鹿児島支店において、一部の職員が取引先から受領した財務諸表(試算表等)を自ら書き換えて融資をしていたことが判明しました。

 

その件に関して経済産業省からの発表資料があります。

株式会社商工組合中央金庫の危機対応業務において不適切な手続による貸付が行われたことに対する措置等を行いました

 

901ea1257fdf2469b00856c0bc746db6_s

金融危機や自然災害などにより、一時的に業績が悪化した企業が利用できる融資制度や保証制度があります。

 

そのような制度は前期比と比べ売上高等が一定以上減少していることが条件となるため、商工中金の職員はこの条件に合うように、売上高や利益を減らした試算表の書き換え等をしていました。

 

こういうことはもちろん良くない事ですが、金融機関行職員の中には少しでも自分のノルマや融資先のためにやってしまう人は少ないでしょうがいます。

 

金融機関の行職員が試算表や決算書を直接改ざんすることはなくても、架空の売上高を計上して試算表を良く見せる、あるいは今回のように悪く見せたければ売上高の計上を先送りする等して、数字を作るよう指示する事はかなりあります。

 

私も売上高を減らしてくれないかと、ある信用金庫の職員から頼まれたことがあります。

 

お客様と一緒にその信用金庫に入って、部外者なので自ら別の場所で待っていました。そうしたらすぐ私に同席を求めてきました。

 

信用金庫:「私の口から粉飾しろとは言えませんが、会計処理の変更とかで売上高の計上を後にしてもらうことはできませんか?」

 

私:「掛売りはなく、売上高は販売と同時にすべて現金で受け取っていますので、先送りすることは考えにくいと思います」

 

信用金庫:「そこをなんとかなりませんか」

 

私:「もしかしてセーフティネット保証5号を使いたいのですか?」

 

信用金庫:笑いながら「まあそういうことです」

 

ちっともさわやかな信用金庫ではありませんでした。

 

せっかく頑張っていい数字の試算表を持って行ったら、悪くしろと言われて社長はがっかりしていました。

 

金融機関から「数字を改ざんしろ。そうしたら融資をしてやる」と言われたら、資金繰りに困っている社長としてはいいなりになるしかないかもしれません。

 

ただ、そういう行職員は自らのノルマしか考えていないと思います。真剣に自社の経営の事を考えるのであれば、そのような提案には乗らない方がいいでしょう。

ピックアップ記事

  1. 経営に役立つ経理を
  2. 当社は記帳代行も行っています
  3. 融資を受けるために必要な資料
  4. 条件変更改善型借換保証
  5. 会社の健康診断をしていますか

関連記事

  1. ブログ

    社長は定期的にチェック

    最近、ビートたけしさんの独立から始まったオフィス北野の問題が大きく取り…

  2. ブログ

    平成30年4月から新しい信用保証制度がスタート

    昨年このブログ(平成29年11月6日のブログ)でもお知らせしていますが…

  3. ブログ

    本当にまだ大丈夫?

    子供の頃、テストがあるけど勉強をしない、夏休みや冬休みに入っても宿題を…

  4. ブログ

    市川法人会の賀詞交歓会に行ってきました

    当社は市川法人会の会員です。今日は法人会の…

  5. 金融機関に関するニュース

    みずほ銀行ATM、明日からお休みですよ

    明日9月8日(土)の0時より9月10日(月)8時まで、みずほ銀行のAT…

  6. ブログ

    俺がいるからこの会社は成り立っている

    中小企業であるのですが、「この会社は俺がいるから成り立っている」と言う…

無料・有料相談実施中

ピックアップ記事

2016年11月
« 10月   12月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

おすすめ記事

  1. ブログ

    平成30年4月から新しい信用保証制度がスタート
  2. ブログ

    タカタ株式会社の影響を受ける中小企業を支援
  3. 中小企業経営

    占いに依存しすぎた社長
  4. ブログ

    資金使途と違う申し込みをさせる銀行員
  5. ブログ

    赤字を黒字にした時の資金調達コスト
PAGE TOP