ブログ

健康経営融資

東京東信用金庫のホームページに「健康宣言」というページがありました。

 

そのページの中に「地域社会を豊かにするためには、地域社会に対し直接活動する職員自身が、まず健康で豊かな生活環境に置かれていなければなりません。地域社会やお客様が安心して当金庫とお取引していただけるのは、職員の健康が源泉になっていると考えるからです。」とありました。

 

東京東信用金庫では、

  • 定期健康診断受診率100%
  • 定期健診結果に基づく再検査受診率のアップ
  • 管理職員の人間ドック受診率のアップ
  • 歯科疾病の予防・管理
  • メンタルヘルスケアの推進
  • インフルエンザに対する予防と感染防止

を実施していくとのことです。

7bbd7525c91deac0286acc8aca7a0d5c_s

私が銀行員の頃は行職員の健康なんて全く考えてくれませんでした。

 

「ストレスでハゲる、飲酒で肝臓が悪くなるのは銀行員の勲章だ」と言われましたから。そんなことを真顔で言う上司を見て、本当にバカな人だなと思ったものです。

 

 

ところで、昨年あたりからでしょうか健康経営®という言葉が聞かれるようになりました。

 

健康経営とは、従業員の健康は重要な経営資源であり、健康推進をコストではなく投資であると捉え、積極的に取り組むことで業績向上につなげていこうという経営スタイルです。

 

今までは、従業員の健康について企業が積極的に推進するのはコストがかかるだけ、それにそもそも健康管理に関しては自分自身で気を配るべきもの、という考え方があったでしょう。しかし、従業員が不健康であることによって、企業には欠勤の増加や生産性の低下等というコストが拡大することになり、これらのコストを軽減させるためにも健康推進をしていこうということです。

 

昔とは違いメンタルヘルスの増加もあり、従業員が不健康であることによる企業のコストやリスクは拡大しています。企業の競争力にも影響しますから、健康経営は無視できなくなっています。

 

日本政策投資銀行が2012年に企業の健康経営の取り組み具合を評点化し、融資条件に反映させる融資を取り扱い始めています。

 

そして、地方銀行でも健康経営に対する取り組みを推進する企業に対し、融資で優遇金利を適用する動きが出てきました。

 

融資商品の概要と基準は以下の通りです。

 

【概要】

名称:ながいきエール

ご利用いただける方:法人及び個人事業主

融資金額:100万円以上2,000万円以内

融資期間:1年以上5年以内

資金使途:運転資金、設備資金

金利:当行所定の固定金利

「健康取り組み基準」への該当項目に応じ、当行所定の金利から最大0.5%金利を引き下げ。

 

【健康取り組み基準】

1、人間ドック・脳ドックの受診を推奨する取り組みの実施

2、がん検診の受診を推奨する取り組みの実施

3、予防接種(インフルエンザ等)の接種推奨に対する取り組みの実施

4、メンタルヘルスに対する取り組みの実施

5、受動喫煙防止策の実施

6、弘前市の「ひろさき健やか企業」制度の認定企業

7、青森市の「あおもり健康アップ実践企業」制度の認定事業者

8、むつ市の「むつ市すこやかサポート事業所」制度の認定企業

9、つがる市の「つがる健康経営起業」認定制度の認定企業

 

詳細はこちらを参照してください。

http://www.a-bank.jp/contents/houjin/loan/nagaikiyell/index.html

 

 

それ以外には

評価結果と資金使途に応じ、最大年1.1%の金利引き下げがあります。

 

優遇金利を適用。

 

メリットとしては金利優遇が中心のようです。もちろん、健康への取り組みを行っていないからといって、事業資金融資を受けられないわけではありません。

 

中小企業では限られた人員の中で日々の業務を行っているところが多いことかと思います。一人抜けただけでも経営に大きな影響を及ぼすことになります。上記のような融資には関係なく、経営の安定のためにも健康への取り組みは必要であるといえます。

 

※「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

起業セミナー被害がニュースになっていました前のページ

ホームページ次のページ

ピックアップ記事

  1. 条件変更改善型借換保証
  2. 経営改善に必要なこと
  3. リスケは経営者が動かないと
  4. 中小企業の事業リスク>金融機関の信用リスク
  5. 当社は記帳代行も行っています

関連記事

  1. 中小企業経営

    計画未達の場合の銀行への報告

    当社のお客様の何社かは、取引銀行に経営改善計画書を提出して、その後の進…

  2. 経理業務

    営業利益よりも経常利益

    決算書の損益計算書には利益がいくつもあって、上から売上総利益(いわゆる…

  3. 銀行融資

    メガバンクとの取引、本当に必要?

    都市銀行の中でも、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行はメガバンク…

  4. 金融機関に関するニュース

    金融庁、銀行のプロパー融資点検へ

    本日の日本経済新聞に次のタイトルの記事がありました。『金融庁、…

  5. エム・エヌ・コンサルからのご案内

    バンクビジネス7月15日号に監修記事が掲載されました

    バンクビジネス2017年7月15日号に、私が監修しました記事が掲載され…

  6. 銀行融資

    新規の融資実行まで約3週間

    最近、顧問先に付き合いのある金融機関を紹介する事が多かったため、融資を…

資金繰りコンサルタントのブログとは

資金繰りや経営改善、金融機関との銀行融資取引、経理業務でお困りの中小企業経営者を応援するブログです。資金繰りや経営の改善、金融機関との上手な付き合い方を中心した内容で、東京都千代田区・千葉県市川市より情報発信します。

無料・有料相談を実施中です。詳しくは当社HP「無料・有料相談のご案内」をご覧ください。

ピックアップ記事

バックナンバー

おすすめ記事

  1. 中小企業支援制度

    中小企業向け資本性資金供給
  2. ブログ

    商工中金で不適切な融資が行われていました
  3. 銀行融資

    歩積・両建預金
  4. 銀行融資

    計画書作成時の注意点
  5. ブログ

    交際費
PAGE TOP