資金繰り

資金を固定化させない

資金は企業経営でいえば血液のようなものです。資金が回転せず固定化してしまうということは、事業が停止してしまうということになります。

商品を仕入れて企業向けに販売している場合、お金になるまで次のような流れになるかと思います。

現金→商品→売掛金(→受取手形)→現金

この流れを1回転としたら、回転数が多ければ多いほど売上・利益共に拡大していくということになります。だから商品を仕入れてもすぐに販売して、売掛金も早く確実に回収することが大切です。このようなことを書くと、「そんなの知っているよ」と言われそうですが、売上高ばかりに注目して、売掛金の回収や商品の在庫管理が疎かになっている社長は本当に多いですよ。

しかし、売掛金の回収が不能になったり、商品が不良在庫になったりして販売が困難になれば、この回転が止まってしまいます。そうなれば利益を出すどころか資金繰りが回らなくなり、最悪の場合は倒産に至ってしまいます。

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そこまで行かないにしても、回転が遅くなって現金回収に時間がかかってしまえば、新たな利益を生み出すのが遅くなってしまいます。したがって、資金の固定化は避けなければなりません。

自社の現預金に余裕があればいいですが、金融機関から借り入れていた場合、返済が出来なくなってしまう可能性が高くなるでしょう。

資金が固定化する原因としては次のようなものが挙げられます。

・売上債権の回収遅延や回収不能

・不良在庫の発生

・貸付金

・有価証券等への投資

・事業に無関係なゴルフ会員権等の購入

・過剰な設備投資

・事務所を借りる際に発生する保証金や敷金

事務所等を借りる際に発生する保証金や敷金については、事業に必要なものですから仕方がないものではあります。しかし、せっかく稼いだまたは資金調達した資金が、上記のような状態になって資金の回転が停止してしまえば倒産のリスクが高まります。

だから金融機関は融資したお金が、不良在庫、回収不能債権、貸付金や本業に関係のない資産に化けることを当然嫌います。

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資金繰りを悪化させる資金の固定化は要注意なのです。

・資金を本業とは無関係なことに使わない

・在庫管理を徹底する

・回収リスクのある先への販売は慎重にする

・設備投資は慎重に計画する

これらに注意することは経営・資金繰りの安定化にもつながりますし、無駄な銀行借入の削減にも貢献することになります。

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