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コンサルタントの活用の仕方

会社を経営していれば問題や悩みはつきものでしょうが、それほど大きなものでなければ解決を先延ばししたり、避けたりしてもとりあえずは大丈夫かもしれません(本当は小さいうちに解決するべきでしょうが)。しかし、そうでなくなった場合、自社の問題に詳しい外部の専門家(士業やコンサルタント)に相談を考えている社長もいるかと思います。
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ただ、コンサルタントを上手に活用している会社もあるのですが、そうでない会社が結構あるのです。

 

コンサルタントを活用できていない社長の特徴

 

私が経験したのは次の3つに分けられます。

(1)裏技のようなアドバイスを期待している。

「どんな経営状態でも必ず資金調達できる裏技や特殊な人脈を持っているんでしょ?」

「銀行からの借入金を返済せずに済む裏技を教えて欲しい」

「オーストラリアに移住して、毎日海を眺めながらシャンパンを飲む生活をしたいのですが、努力せずかつ楽に手に入れるにはどうしたらいいのでしょうか」

これは今まで本当に質問されたことです。

 

困っている事から早く逃れたい、早く良い結果を出したいという気持ちは理解できます。しかし、当たり前ですけどそんな簡単にはいきませんよね。

 

儲かっている、楽に稼いでいるように見える社長であっても、見えない所でまたはそうなるまで非常に努力しています。

 

業績がひどい状態でもプロパー融資を受けられている会社は、普段から信頼関係を構築しているから経営改善による今後の見通しも信用されてであり、裏技を使っているわけではありません。

 

 

(2)何でも反論してくる

基本的には社長と一緒になって問題点を見つけて解決策を考えていきます。しかし、どうしたらいいのか分からなくなっている社長にアドバイスすることがあるのですが、必ず反論してくる人がいます。

 

問題点がいろいろあって経営がおかしくなっているわけですから、今までと違うやり方をする必要も出てくるわけです。しかし、今まで自分のやってきたことを否定されるような気になるのでしょうが、素直に周りの意見を聞く姿勢も必要ですし、そうでないと結果的には経営改善は進みません。

 

それと、そういう社長は「でも~」「だって~」「どうせ~」が口癖のようになっている人が多いようです。「そんなことやっても、どうせ上手くいかないよ」と言って何もしない、今まで通りのことをしているのです。

 

それではせっかく専門家に相談した意味がなくなってしまいます。

 

(3)すべて任せようとする
これも本当に多いです。
よくある例として、返済条件変更や融資を金融機関に依頼する時、すべてをコンサルタントに任せようとするのです。

 

以前あったことなのですが、リスケをしたいという社長に会いました。私と名刺交換をしてすぐ「それでは決算書3期分はここにありますので、あとはすべてよろしくお願いします」と言われた事がありました。

 

私が「社長、一緒に頑張っていきましょう」と言うと、「適当に数字を作って計画書を作ってください」とか「銀行が同意するよう適当なことでもいいので言っておいてください」と、とにかく面倒なことからは逃げようとするのです。

 

何をしたらいいのか分からないから、すべてお願いした方がいいのだろうと思っていたのでしたらいいのですが、面倒なことからは逃げようというのは(1)や(2)よりも問題だと思います。

 

 

コンサルタントの能力を社内に取り入れましょう

決してコンサルタントの言うことを何でも聞けというわけではありません。社長が考えをお持ちならコンサルタントとお互いの意見をぶつけ合い、そこから問題点を見つけ改善策をどうしたらいいのか積極的に話し合いましょう。そして改善策をすぐに実行する行動力が大切です。

 

もうどうしたらいいのか分からないということなら、提案を受け入れていくのも良いでしょうが、コンサルタントの提案するアドバイスをすべて否定したり、言い訳をしたりして行動しないのでは、ますます経営は悪化していきます。

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せっかく高いお金を払うのですから、コンサルタントの能力をしっかり自社で吸収して経営力向上に活用するようにしましょう。

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