銀行融資

地方銀行は地元と他地域から進出してきたのとどちらと取引すべきか

地方銀行は地元での融資の件数・金額ともにそれほど伸びがないため、隣接県や東京等の大都市に融資先を求めて進出することが珍しくありません。
どうしても地方では融資する先も限られるでしょうから、新たな融資先や残高を確保するためには地方銀行としてはやむを得ないのかもしれません。
かつては自行のエリア内だけで競争していればよかったものが、今は隣に進出したりされたりで、金融機関の間での競争は激しくなっています。

しかし、そのような他地域に進出した地方銀行は地元では有名であっても、他地域では無名ですから、手っ取り早く結果を出すためにはやはり低金利を提示して融資先を獲得しているようです。

金融庁の(少し古いのですが、平成26年7月に公表された)金融モニタリングレポートにそれに関する結果がありました。http://www.fsa.go.jp/news/26/20140704-5/01.pdf
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これを見ると、地元よりも隣接県や東京では低金利で融資をしている結果となっています。
なお、金融庁は地方銀行が他地域に低金利で進出することを快く思ってはいません。地元企業の成長や経営改善の支援に力を入れるよう求めています。
そうすると他地域から進出してきた地方銀行から融資の提案があった場合、すでに取引のある金融機関よりもメリットが大きいかもしれません。聞いたことが無い銀行が訪問して来ても、まずは会ってみましょう。

ただし、一つだけ注意するべきことがあります。それはそのような地方銀行をメイン行にしようとは考えない事です。全ての取引を他から進出してきた地方銀行に変更するのは問題があります。

なぜなら、他地域に進出して低金利での貸し出しで利益が薄いうえに、融資残高が思うように伸びなければ、その地域から撤退することは十分に考えられますし、完全撤退でないにしても人員を減らして、今までのようなサービスを得られなくなることも考えられるからです。

千葉銀行が東京や茨城から撤退することはあっても、(当たり前ですが)千葉県から撤退することはありません。長期間安定して取り引きできるのは地元の金融機関といえます。地元の金融機関を中心に取引をしながら、そのような他地域からの地方銀行とも取引をするようにして下さい。
目先の金利だけで判断しないようにしましょう。

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