中小企業経営

ネットの情報が正しいとは限らない

私たちはテレビ、インターネット、新聞、本等によって情報を得ていますが、何か困ったことがあった場合、まずはネットで調べようとする方が多いでしょう。

ネットは非常に便利ですし、最新のあるいは正しい情報がある一方で、古いあるいは間違った情報も混在しています。
4188975b1a35601b6678bbf6cc87f868_s

実際、次のような誤った情報を得ている経営者に出会ったことがあります。

1)2年は融資申し込みができない?
最近あったのが、1年前に日本政策金融公庫に申し込んだら融資を断られてしまったという中小企業経営者からのご相談です。今の状況を確認してみると、融資が出る可能性が極めて高いので、再度申し込みをするようアドバイスをしたところ、「融資がダメとなったら、2年間は申し込みができないとネットに書かれていました」と言われてしまいました。

2年だけでなく、1年とか半年とおっしゃる方もいましたが、それはどれも正しいとはいえません。

経営者として日々頑張っていれば、通常は半年前と比較して業績にも変化が出てくるはずです。半年後も業績に変化がなければ、再度申し込みをしても一緒かもしれません。しかし、業績が多少でも好転しているのなら、否決されてからまだ半年という理由だけで受け付けてもらえないことは通常ありません。ましてや2年間は再度申し込みができないなんてありえません。

2)5年間元金返済が0円?
「ネットで調べていたら、ある中小企業は5年間元金返済をしないでいると書いてあったので、うちでも5年、できたらもっと長く返済を0円にしたいのですが」というようなご相談もあります。

そのような支援を受けている企業も存在しますが、他社が受けている支援内容を自社でも行ってくれるとは限りません。銀行の中小企業支援は融資先企業の経営内容以外にも、政治、経済そして銀行の経営状況等によっても姿勢が大きく変化するからです。

ネットを使って自ら調べるのは良い事ですが、間違った内容が書かれていたり、他社にとっては正しい事でも自社にとっては間違っている事が書かれていたりすることもあります。ホームページの更新が遅れているために、その記事を書いたときは正しい事でも今は間違っている事もあります。したがって、ネットの情報をそのまま鵜呑みにはしないほうがいい場合があります。

経営に大きな影響を与えるような内容の場合は、やはり専門家に直接相談したほうがいいですし、理想的には複数の専門家と付き合っておいたほうがいいでしょう。

融資の返事が遅い場合の対応について前のページ

商工会議所マイナンバーサービス次のページ

ピックアップ記事

  1. 税理士変更を検討してみませんか
  2. 営業利益は黒字ですか?
  3. 経営改善に必要なこと
  4. リスケは経営者が動かないと
  5. 経営改善の秘訣は経営改善計画の策定とモニタリング

関連記事

  1. ブログ

    山形県の百貨店「大沼」に投資会社が出資

    山形県の老舗百貨店「大沼」は赤字が続き、自助努力だけでの対応は難しいと…

  2. ブログ

    ホームページの目的

    昨年11月21日のブログ「ホームページ」でも書きましたが、今は低コスト…

  3. ブログ

    今日はプレミアムフライデー

    今日、5月26日はプレミアムフライデーです。…

  4. ブログ

    後になって値引きを要求してくる取引先

    会社を経営していると、たくさんの取引先と取引をしていることが分かると思…

  5. エム・エヌ・コンサルからのご案内

    今年もよろしくお願いいたします

    みなさま、あけましておめでとうございます。今年、平成30年(2…

  6. 中小企業経営

    売上至上主義の問題点

    中小企業経営者の中にはとにかく売上を増加させたいという考えを持つ方がい…

資金繰りコンサルタントのブログとは

資金繰りや経営改善、経理業務でお困りの中小企業経営者を応援するブログです。資金繰りや経営の改善、金融機関との上手な付き合い方を中心した内容で、千葉県市川市より情報発信していきます。

無料・有料相談を実施中です。詳しくは当社HP「無料・有料相談のご案内」をご覧ください。

ピックアップ記事

バックナンバー

おすすめ記事

  1. 資金繰り

    取引先の倒産に注意
  2. ブログ

    ご紹介した銀行から融資が出ました
  3. 資金繰り

    建設業界の経営者さんへ
  4. ブログ

    出資
  5. ブログ

    経理社員の不正
PAGE TOP