当社は今日から17期に入りました。
コロナ感染が拡大した頃は、顧問先の多くが長期の業績悪化を懸念し資金調達に動きました。全国の経営者さんからのご相談も多かったです。しかし、前期は陽性者数が依然として多いけれども、一部を除き顧問先の業績は正常に回復しました。手持資金を厚くしている企業が多いためでしょうか、無料・有料相談ともに少なかったです。
借入金が増えてもそれに見合った現預金も増え、かつ黒字経営をされているのならとりあえず問題はないでしょう。しかし、そうはなっていない中小企業は、現預金に余裕があるように見えるだけで油断してはなりません。
コロナ前は順調だった企業が今は赤字でも、(一部企業はコロナ後も回復しないかもしれませんが)まだ回復できる可能性があるかもしれません。
しかし、コロナ前から赤字だった企業は何もしなければコロナ後も赤字のままです。金融機関はそんな企業には、延命のためにリスケジュールに応じてくれる程度で、前向きな支援は期待できません。
自社の経営改善に懸命な経営者がいる企業には、金融機関も何とか応えようとするでしょう。経営改善を怠る経営者がいる企業には、当然のことですが応援はしないでしょう。そして、その選別がより進むことが懸念されます。
今期も当社は真面目に頑張る経営者を応援します。