今日7月1日は、私の誕生日、銀行の日、そして今日から後半に入った日でもあります。
1991年(平成3年)1月、金融総合専門誌「ニッキン」を発行している日本金融通信社が提唱し1993年から銀行の日となりました。
1893年(明治26年)7月1日、普通銀行に関する法規の基礎となる銀行条例が施行されました。1993年はその銀行条例が施行されて100周年に当たるのです。
報道では「地方銀行の経営が危ない」「減収減益で経営が大変」といった論調が目立ちます。しかし、人口減少や少子高齢化、法人数の減少、長期化する低金利政策、そんな中でよく健闘しているといえるかもしれません。
銀行の多くはそんな環境の中でも増収増益を目指そうとするためでしょう、当社顧問先を見ていると、優良企業には超低金利や資本性借入金等の好条件を提示して「借りてください」とのお願いが頻繁にあります。しかし、小規模企業や業績があまり芳しくない企業は多額の融資を獲得できませんからあまり営業には来てくれません。
それに最近、埼玉県、栃木県、福島県からのご相談が多いのですが、すでに業績が大幅に改善しているのに運転資金を融資してくれない、経営には問題がないし返済も滞ったことがないのに貸し剥がしにあった、そういうご相談が増えています。
経営者さんの話を聞いただけなので直ちに銀行を批判するわけにはいきませんが、でもそういう対応でのお悩みはこれからも増えるのだろうなと思っています。
ただ、取引銀行から冷たい対応を取られたからといって、距離を置いてしまうのはよくありません。よく「あの銀行むかつくから二度と話なんかしない」と怒る経営者さんいますけど間違いです。むしろどんどん近づいていって支援したくなるよう経営資料を提出していきましょう。
日頃から付き合いがあると担当者も冷たい対応を取りにくいものです。定期的に経営資料を提出してくる企業ならなおさらです。
ぜひ取引金融機関の担当者が、みなさんの会社に冷たくできないようなお付き合いをしてください。