• 資金繰り・経営を改善したい社長向け

    10年近く前に経営者交流会で知り合った税理士がいました。

     

    その税理士は資格を取るために勉強一筋だったためでしょうか、営業が苦手というよりも人と話すのが苦手で、友達はあまりいないという感じの人でした。

     

    名刺交換をしてから毎月、月末になると私に次のようなメールをしてくるようになりました。

     

    「税理士の○○です。今月1社顧問先が離れていきました。」、そして半年した頃には「今月も顧問先が減りました。もうそろそろ終わりです。あなたの顧問先をもらえないでしょうか。何とか助けて頂けないでしょうか?」という内容のメールが届くようになりました。

     

    顧問先企業は多少あったようですが、人づきあいがあまりにも苦手な事が影響したのでしょう、顧問先企業の流出が続いているということでした。

     

    当社にはすでに提携している税理士が2人いましたし、新たな顧客開拓は私も簡単にはいきません。そう紹介できるものではありませんでしたし、他人を支援する余裕はありませんでした。

     

    そして、その税理士は数か月後に廃業しました。

    税理士という立派な資格ですから、私は税理士というだけで尊敬します。

     

    しかし、どんな立派な資格があっても、営業が苦手だと企業はうまくいかないものです。最近は弁護士の資格でも大変だと聞きます。

     

    商品やサービスによっては、メール等でのやり取のみで顔を合わせる必要が無いこともありますが、直接あるいは間接的にであっても、人と接触せずに商売をするというのは難しいのではないでしょうか。

     

    ほとんどの企業は自社だけで独占できる商品を扱っているわけでなく、ライバル企業と同じあるいは似たような商品を販売しています。そんな時、どこから買おうかと考えたら、やはり知らない人よりも知っている人から買おうとするのが普通でしょう。

     

    私の知人はホームページ制作会社を経営しています。正直言って、素人でもちょっと勉強すれば作れるのでは?というレベルです。もっと良いホームページを作れる会社はいくらでもあると思います。しかし、その知人はいつも笑顔で、人と会うのが大好きです。地元経営者との交流にも積極的で、人から好かれやすいタイプのためか仕事を頂いてくるのです。

    商品力が多少劣っていたとしても、そこは営業力でカバーすることは可能なのです。

     

    そうなると、経営者の営業力が必要だと思うのです。

     

    社員という立場ですと、会社の看板で営業ができたはずです。しかし、「〇〇銀行の瀬野です」と言えたのが、起業すればそんな看板は無くなり、自分自身が商品だと思って営業活動をしなければなりません。

     

    これから起業しようと考えている方は、今勤めている企業の名前が無くなっても営業できるでしょうか。

     

    起業したはいいけど、利益を出せる売上高を確保できない経営者に会うと時々いるのですが、「私は営業が苦手です。人と話すのが嫌だし。生活費確保のために、決算書を粉飾して資金調達できるようにしてくれませんか?」と回相談される事があります。

     

    タイトルには「営業が苦手なら」と書きましたが、営業が苦手というよりも、人と会ったり、話したりするのが苦手でしたら、起業しない方がいいと思います。

     

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