• 資金繰り・経営を改善したい社長向け

    これは当社の顧問先で実際にあった話です。

     

    私も皆さんも、こんな基本的なミスを犯す可能性がある事を知ってもらいたいのでご紹介します。

     

    経営改善のお手伝いをしている顧問先がありまして、経営悪化の問題点を探してみると、粗利益率が異常に低い事が分かりました。そこで、利益率を見直す計画を立てて、それに沿って経営をしていました。

     

    その業界では粗利益率が平均40%であることから、まずは同業他社と同じ利益率40%になるようお客様に請求させて頂こうという事になりました。

    しかし、やってはみるものの、どう頑張っても目標とする粗利益率40%に毎月届きません。

     

    私が「何で目標の利益率に届かないのでしょうね?」と質問をすると、社長は確かに40%の利益が取れるよう請求書を出していると言います。

     

    しかし、どの案件も40%どころか30%をちょっと切る利益率になってしまいます。

     

    私は、社長が何か勘違いをしていないかと、請求書控えを出してもらいよく見てみました。

     

    すると仕入、外注、その他経費を合わせた売上原価に1.4をかけて計算した金額を請求していたのです。みなさんすぐに分かるでしょうけど、それでは40%の利益率にはなりません。

     

    1万円の原価に1.4をかけて1万4千円を請求したら、4千円の粗利となります。そうすると、4千円÷1万4千円≒28.5%だったのです。

     

    ちなみに、40%の利益率を出すには、約16,500円が必要です。何と、社長は私がお手伝いをする前からその勘違いをしていたのです。

     

    とても単純なミスですが、なんとなくそのミスってやってしまいそうな気がします。

     

    確認をしていればすぐに分かる事です。それに毎月作成する試算表をしっかり見れば、社長が考えていた数字との差が発見でき、早期に原因を見つけ改善する事もできたはずです。しかし、合っているなと思い込むと人は確認をしないものなのでしょう。また、試算表で数字をチェックする経営者も残念ながらそれほど多くはありません。

     

    そのような間違いを見つけるためにも、試算表で経営者自身が思っていた数字や利益率になっているのかを毎月確認するようにしてください。

    また、日常の業務でも正しいと思い込んでいたら、先ほどの社長のように実際は間違っていたという事はあります。

     

    エクセルの計算式が正しくなかったため間違った計算結果になっていた、税制改正によって正しいと思っていたことが今は間違っていたなんていう事もありました。

     

    後で大事になってしまう前に、単純な事でも確認する癖を付けておきましょう。

     

    ■中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。
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