• 資金繰り・経営を改善したい社長向け

    企業の規模と比べあまりにも少額の融資は良い印象を持ってもらえない事が多いです。

     

    私の経験で申し上げると、ある支店の融資課にいたときの事です。融資先が手形割引をして欲しいと手形を持ってきました。

     

    その金額を見るとなんと8万円。他にも手形があるのかなと思ったらそれだけでした。

     

    私にとって8万円は大金ですし、多くの方にとってもそうだと思います。中小企業だって同じですし、資金繰りに悩んでいるのならなおさら8万円は大金で早く資金化したいでしょう。

     

    しかし、銀行からするとたった8万円なのです。そんな小さいお金ですら自社あるいは社長で何とかできないというのは、かなり資金繰りに窮しているとなってしまい、今後の銀行支援にも影響が出てしまうかもしれません。

     

    銀行に融資を申し込むのは資金繰りに困っているからですが、あまりの少額ですとかなり経営が危険な状態で、ここで融資をしても将来的に厳しいのではとなってしまうのです。

     

    それに8万円の割引をするとしても、割引実行までの事務手続きで手間がかかるわけです。

    8万円、年利2%、3か月後に資金化されるとしたら、

    8万円×2%×3/12=400円

     

    銀行が受け取る割引料は400円です。

     

    これでは手間はかかっても儲かりませんから、その意味からも消極的にならざるを得ません。

     

    結局、8万円の手形割引はお断りをする結果となりました。

    それ以外にあるのが、本来の必要額は3,000万円だけど、信用保証協会から出された結果はそれを下回るなんてことがあります。例えば、3,000万円は無理だけど2,000万円なら保証に応じるということです。

     

    3,000万円が2,000万円になった程度でしたら、手持ち資金でやりくりをする、可能な範囲で支払いを待ってもらう、経営者が自己資金を投入する、役員報酬の支払いを遅らす等の方法で何とかなるかもしれません。しかし、3,000万円が500万円なんていう結果になることもあります。

     

    そこまでいくと保証はできないということも多いのですが、少しでも支援したいと少額でも可能な保証額を出してくるのです。

     

    信用保証協会が減額してくるのですから、それだけでも今後の支援が難しくなっていると分かりますし、企業側から「それでもいいからお願いします」と言ってくるとしたら、かなり厳しい資金繰りだとやはりなってしまうのです。

     

    今回は融資しても、すぐまた資金繰りに行き詰って、再度申し込みがあるだろうと考えます。その時は企業側が経営改善の何らかのアクションを起こさない限り、融資を否決するか、リスケでの支援に限定されるでしょう。

     

    経営者の皆さんは自社の規模からして、かなり少額な融資を依頼しなければならない状況というのは、かなり経営に問題があるはずです。

     

    これまでの例のように、少額の融資を頼む状況になる前に、何とか改善しなければと考えたほうがいいでしょう。

     

    少額でも融資した方が銀行は儲かるだろうと考えるかもしれません。しかし、少額での融資はマイナスイメージを持たれやすいですから注意してください。

     

     

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