• 資金繰り・経営を改善したい社長向け

    信用保証協会は、中小企業が金融機関から資金調達しやすいよう保証人になってくれる公的機関です。

     

    最近は融資も低金利競争の激化によって、信用保証協会(以下、保証協会)を使うと保証料が負担に感じることから、保証協会を使わない融資が行われることも増えてきましたが、一度は利用したことがあるという中小企業も多い事でしょう。

    金融機関からすると、中小企業の中でも特に小規模企業ですと、どうしても信用力が足りない等、融資に積極的になれないケースが多く、中小企業からすると資金繰り安定のためにはありがたい存在です。しかし、保証協会の事をあまりよく分かっていない経営者も多いのではないでしょうか。

     

    金融機関担当者からは、保証協会に保証を申し込む書類を持ってきてくれるだけで、保証協会の担当者と会ったことはないし、行ったこともないかもしれません。

     

    初めて保証協会を利用する時等は、担当者が事務所に来てくれて面談する機会も得られますが、そうでないと会うこともないでしょう。

     

    12月21日のブログ「信用保証協会に行ってみましょう」でも書きましたが、経営者が保証協会に直接行って、自社の現状、課題や改善策、今後の計画等を説明するのは全く問題ありません。金融機関の担当者に説明してもしっかり伝わっていないといけませんので、特にアピールしたいことがあるのなら、ぜひ行ってみましょう。

    それと申し込む金融機関によって、保証協会の対応が異なる場合があります。

     

    どの金融機関から申し込もうとも、保証審査の結果は同じだろうと思われるかもしれません。

     

    しかし、同じではない場合があるのです。

     

    私の経験でいうと、東京信用保証協会ではそういう経験はありませんが、他の県では金融機関によって違うことがあるのです。

     

    群馬県でしたら群馬銀行、茨城県でしたら常陽銀行、千葉県なら千葉銀行というように、各県で大きな融資シェアを持っている金融機関からの保証申込は件数・金額ともに他行よりも多いですから、保証協会が得られる保証料も多額になります。保証協会からすればそれらの銀行はお得意様ともいえます。やや難しい案件が地元の大手銀行から来れば何とか保証を出そうとするのに、県内に支店が1つ2つしかないような金融機関からですと、冷たい結果になることも私の経験上ありました。

     

    どこの県かは言いませんけど、私が勤めていた支店から保証協会に申し込みをしました。しばらくして保証協会担当者から電話がありました。「何ですか、この申し込みは。こんな業績の悪い会社には1円も保証は出ませんよ」と言われてしまいました。しかし、私の先輩が地元の有名銀行から再度申し込みをしては、と社長に提案しました。ちょっと間をおいて申し込むと今度はすぐに満額保証が出ました。ちなみに1年間にそんなのが2件ありました。

    私が経験したのは昔のことですが、今でもそこまでひどくなくても似たような事が顧問先でもあります。

     

    また、保証協会は金融機関ごとに保証した件数や金額、そして代位弁済率も把握しています。

     

    そうなると、保証協会からすると、「○○銀行××支店への保証は代位弁済が多いので、慎重に審査しよう」ということもありえます。

     

    金融機関ごとの代位弁済率は分かりますが、支店までとなるとわかりません。ただ、保証協会付き融資は、自社が本社を構える都道府県に本店がある金融機関を中心に利用したほうがいいと思います。

     

     

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