ブログ

従業員との退職トラブルには注意を

顧問先の社長から聞いた話です。

 

社長はある分野では結構有名な女性です。

 

慶応大学を卒業し、外資系金融機関で働いていたキャリアウーマンで、結婚してからは専業主婦をしていました。そして、主婦業をしている間に学んだあることを活かして起業したのでした。

 

その女性に憧れて採用して欲しいという人から連絡がありました。有名とはいっても人を雇用するほどの規模ではなかったので断ったそうです。

 

しかし、何度も弟子にして欲しい、給料はなくてもいいのでと連絡をしてきました。

 

そこまで言うのなら、(さすがに無給はまずいので)月8万円プラス営業での結果に応じて支払うという条件で働いてもらうことにしました。

とても頑張ってはいたようなのですが、思うような結果が出ずにいたところ、突然出社しなくなってしまいました。

 

電話、メール、手紙を送っても何の返事もないので、事故や犯罪に巻き込まれていなければいいけど、と心配をしていたら内容証明郵便が届きました。

 

そこには「今まで○○時間働いて、もらったのは〇〇万円。東京都の最低賃金から計算した残り〇〇万円を直ちに支払え」という弁護士からの内容でした。

 

社長は労働基準監督署に相談に行ったそうです。そして、職員からは「社長は社員のためにやったことなので、私も社長の味方になってあげたい。でも、残念だけど法的に争ったら社長が負ける可能性が極めて高い」と言われたとのことでした。

 

私も社長の言い分だけですが聞いている同情しますし、社員に問題があるように思います。

 

しかし、社会的には労働者とトラブルになると、社長や会社は悪く見られてしまい、労働者が正しいとなってしまいます。それに今回の件でしたら法律上にも、結果に応じて支払うのではなく、働いた時間に応じて支払わなければならないのでしょう。

 

最近はネットからもいろいろ情報を得ることができます。それに退職する従業員に訴訟を煽ったり、都合よく退職するための知恵を授ける人もいます。そういうことが得意な弁護士もいます。

 

社長も社員のためにやったのにと落ち込んでいましたが、世間的にも従業員の味方が多いですから、経営者は従業員とトラブルが起きないよう注意しなければなりません。

 

今回は金額が一人で数十万円で支払えましたが、多くの従業員が過去の未払い給料を請求してきたら、場合によっては一気に資金不足に陥り、倒産となってしまうこともあります。

 

社内では社長が強い立場で偉そうにしていても、従業員が退職するとなれば、強い立場になることを忘れてはいけません。

 

 

クリックをよろしくお願いします


社長ブログ ブログランキングへ

ピックアップ記事

  1. 悪質な粉飾決算は絶対にやめましょう
  2. 経営コンサルタント+税理士で御社の経営を支援
  3. 認定支援機関の活用
  4. 中小企業も書類作成能力が必要
  5. 今の経営で大丈夫ですか?

関連記事

  1. ブログ

    下がりつつあるファクタリング手数料

    昨年9月6日のブログでファクタリングについて書きました。&nb…

  2. ブログ

    信頼されたおかげで会社を続けることができました

    当社を設立したのが平成17年9月ですから、あと4か月で12年になります…

  3. ブログ

    融資の返事が遅い場合の対応について

    顧問契約を結んでいるお客様からは聞かれないのですが、面談相談でお会いし…

  4. ブログ

    平成28年事務年度金融レポート

    金融庁は10月25日、2016事務年度(16年7月~17年6月)の金融…

  5. ブログ

    売上代金の振込口座としての利用を求めてくる銀行

    取引銀行の担当者から、「売上代金の振込口座として、当行の口座を利用して…

  6. ブログ

    みずほ銀行に34歳の支店長が誕生

    みずほ銀行に34歳の支店長が誕生したとネットのニュースを見ました。…

ピックアップ記事

2017年2月
« 1月   3月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728  

おすすめ記事

  1. エム・エヌ・コンサルからのご案内

    3月融資実行の準備をしたい経営者様へ
  2. ブログ

    創業支援は難しい
  3. ブログ

    経営改善は専門家に相談を
  4. 中小企業経営

    平成29年度乗用車市場動向調査
  5. ブログ

    経費削減だけでなく売上拡大策も
PAGE TOP