• 資金繰り・経営を改善したい社長向け

    当社はある団体の会員でして、数か月に1回会報誌が届くのですが、最後のページに新加入の法人が紹介されています。

     

    最近届いた会報誌の新加入法人を紹介するページに、悪質な融資コンサルタントで有名な社名を見つけました。

     

    5年以上前の事です。ある社長に一緒に仕事をしたいと言われて行ったことがあります。その人は手数料は高いけど、政治家(あるいは秘書)等の有力者を使って、信用保証協会や政府系金融機関に働きかけ、融資が出るようにしていく事を時々やっていて、一緒にやらないかというものでした。

     

    政治家等の有力者を接待する手数料として15万円程度、そして融資実行額の10%を取るという条件でした。その時にその悪質融資コンサルタントと付き合っていると名前が出てきたのです。

     

    ちなみに私は、その社長の態度が気に入らなかったのと、中小企業のためにはならないので提案を断りました。

     

    実は以前、当社のお客様だった企業が、私の忠告を無視して利用してしまった事がありました。

     

    社長にそのことを確認すると、「そのコンサルタントに依頼したけど、結局、銀行からは資金調達ができなかった。しかし、私個人で1,000万円を借りることができた」とのことでしたが、金利は10%程度の様子。

     

    さらにノンバンクからの1,000万円融資を受けた手数料が、何と105万円(当時の消費税5%)でした。

     

    今日明日の資金繰りに困っている経営者でしたら、それでも借りたいという気持ちになるのはよく理解できますけど、5年連続赤字でかつ営業キャッシュフローもマイナスの状態で当然返済できるはずがありません。

     

    リスケと経営改善をしていこうという私の提案は残念ながら受け入れてもらえず、そんな悪質融資コンサルタントと付き合ってしまったことは、私の説得力が不足していたのでしょう。

     

    売上先からの入金が数か月後には確実にあるが、仕入支払が先行するというのなら、一時的に高金利のところから資金調達するのもやむを得ない場合もあるでしょう。しかし、通常の銀行よりもはるかに高い金利で資金調達をして、銀行の返済に充てるようになると、雪だるま式に借入金が増えるだけで全く意味がありません。

     

    そのようなかなり資金繰りに困っている企業を、悪質融資コンサルタントは利用するのです。銀行の融資審査にも詳しく、案件によっては融資が受けやすいように決算書を作ってしまいます。例えて言うなら、化粧ではなく整形手術のような感じです。

     

    報酬は私の知っている限りでは、融資実行額の10%程度が多いようです。

    どのような方法でも融資が受けられて、それを使って自社を改善していくのならまだいいのでしょうが、そういう企業の経営者は結局、今まで通りの経営をします。そして、しばらくするとまた資金繰りが苦しくなっていき、また悪質融資コンサルタントを利用したり、決算書の数字を大きくいじらなければならなくなったりします。しかしそれが続けば、銀行側も決算書や試算表を徐々に不審に思うようになります。

     

    悪質融資コンサルタントに問題がありますが、利用する経営者にも問題があります。

     

    先ほどの例でいえば、10%の金利と実行された融資金から105万円を支払っています。ずっと赤字で資金繰りが苦しいのに、今までの経営を続けてどうやって利息を支払い、返済も続けていくつもりなのでしょうか。

     

    悪質融資コンサルタントに手を出してもコンサルタントが儲かるだけで、利用した経営者にメリットは何1つありません。どうか手を出さないようにして下さい。

     

     

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