• 資金繰り・経営を改善したい社長向け

    株式会社商工組合中央金庫(商工中金)鹿児島支店において、一部の職員が取引先から受領した財務諸表(試算表等)を自ら書き換えて融資をしていたことが判明しました。

     

    その件に関して経済産業省からの発表資料があります。

    株式会社商工組合中央金庫の危機対応業務において不適切な手続による貸付が行われたことに対する措置等を行いました

     

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    金融危機や自然災害などにより、一時的に業績が悪化した企業が利用できる融資制度や保証制度があります。

     

    そのような制度は前期比と比べ売上高等が一定以上減少していることが条件となるため、商工中金の職員はこの条件に合うように、売上高や利益を減らした試算表の書き換え等をしていました。

     

    こういうことはもちろん良くない事ですが、金融機関行職員の中には少しでも自分のノルマや融資先のためにやってしまう人は少ないでしょうがいます。

     

    金融機関の行職員が試算表や決算書を直接改ざんすることはなくても、架空の売上高を計上して試算表を良く見せる、あるいは今回のように悪く見せたければ売上高の計上を先送りする等して、数字を作るよう指示する事はかなりあります。

     

    私も売上高を減らしてくれないかと、ある信用金庫の職員から頼まれたことがあります。

     

    お客様と一緒にその信用金庫に入って、部外者なので自ら別の場所で待っていました。そうしたらすぐ私に同席を求めてきました。

     

    信用金庫:「私の口から粉飾しろとは言えませんが、会計処理の変更とかで売上高の計上を後にしてもらうことはできませんか?」

     

    私:「掛売りはなく、売上高は販売と同時にすべて現金で受け取っていますので、先送りすることは考えにくいと思います」

     

    信用金庫:「そこをなんとかなりませんか」

     

    私:「もしかしてセーフティネット保証5号を使いたいのですか?」

     

    信用金庫:笑いながら「まあそういうことです」

     

    ちっともさわやかな信用金庫ではありませんでした。

     

    せっかく頑張っていい数字の試算表を持って行ったら、悪くしろと言われて社長はがっかりしていました。

     

    金融機関から「数字を改ざんしろ。そうしたら融資をしてやる」と言われたら、資金繰りに困っている社長としてはいいなりになるしかないかもしれません。

     

    ただ、そういう行職員は自らのノルマしか考えていないと思います。真剣に自社の経営の事を考えるのであれば、そのような提案には乗らない方がいいでしょう。