• 資金繰り・経営を改善したい社長向け

    弊社設立前からお付き合いのある飲食店が栃木県大田原市にあります。

     

    そのお店の経理を手伝っておりまして、3か月に1回程度訪問しています。

     

    平成14年10月に創業してちょうど14年が経ちました。

     

    大田原市の中でもかなり人の少ないエリアで営業しているので、最初は大丈夫かな?と思いましたが、みなさん車で移動される地域であることや、料理の味やお店の雰囲気は他よりも明らかに上であることから、14年経った今でも昼は行列ができるお店です。

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    飲食店というと、開業希望者が多い業種なのですが、その一方で廃業率の高い業種のように思います。

     

    ネットで「飲食業 廃業率」等と検索すると、3年で7割程度が廃業する、10年後には1割程度等厳しい数字が出てきます。それが正しいのか公的な資料を確認したわけではありませんが、飲食業の経営が楽ではないことは間違いありません。

     

    日本政策金融公庫の業種別経営指標には各業種の財務指標が公表されています。
    https://www.jfc.go.jp/n/findings/sme_findings2.html

    一般飲食店の平均は、

    総資本経常利益率が▲0.8%

    売上高営業利益率が▲1.1%

    売上高経常利益率が▲0.4%

    となっています。飲食業は平均でみるとみんな赤字という状態ということになります。

     

    飲食業は開業資金がかかってしまうことが多く、自己資金では足りず金融機関からの資金調達が必要になります。

     

    利益率が薄いうえに借入金の返済もありますから、どこも経営は楽ではないといえます。今まで飲食業の企業をお手伝いしたことはありますが、やはり借入金が多い、利益が少ないため役員報酬を削減しているところばかりでした。

     

    どうしても自分の店を持つとなると、せっかくだからお金をかけて立派なものにしたいと考え、無理な借入をしてスタートします。そしてしばらくは売上も順調に行くものの、それが落ち着いてくると借入金の返済や利息の支払いが経営を圧迫していく、そんな飲食店が多いですね。

     

    そう考えると、今日伺ったお客様は14年本当によくやっているなといえます。

     

    お客様は周辺の飲食店よりも、お世辞ではなく料理や店の雰囲気はいいです。しかし、東京で開業していたら評価の高い多くのライバルとの競争となって、今のような安定した経営はできなかったかもしれません。

     

    東京のような大都市ではなく、のどかな地域で開業して、ライバルが少なく他店よりも圧倒的優位に立てるようにするのも、飲食業で開業する場合の1つの選択肢かもしれません。