• 資金繰り・経営を改善したい社長向け

    先週の交流会である信用組合の方とお話をしました。東京都の東部に本部がある信用組合さんです。

     

    その時、融資の話になったのですが、金利引き下げ競争が激しく融資の獲得が本当に大変だということでした。

     

    信用組合でしたらメインの融資先は個人事業主や小規模企業が多く、ライバルも信用組合や信用金、せいぜい地方銀行というところだったはずです。

     

    しかし、地方銀行やメガバンクが非常に低い金利で攻めてくることから、こっちも金利を引き下げなければならないそうです。しかもかなり無理をした金利を提示するそうで、本当に大変そうな感じでした

     

    日本銀行の統計資料によると、大震災前年の2010年8月から国内の貸出金利は以下のように低下しています

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    もちろんこれより以前から低下しています。

     

    日本商工会議所が9月30日に発表した商工会議所 lobo2016年9月調査結果の中に、「日銀マイナス金利政策導入後の銀行の貸出姿勢」という項目がありました

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    それによるとマイナス金利政策導入後の金融機関の貸出し姿勢は、

    ・積極化している17.8%

    ・以前と変わらない52.1%

    ・消極化している0.7%

    ・そもそも資金需要がない(わからない)29.4%

    という結果でした。

     

     

    そして、積極化しているといっても、その具体的な内容について言えば

    ・借換え等の際の金利引き下げ71.1%

    ・融資の増額(新規融資を含む)38.5%

    ・担保・保証人等の負担軽減10.6%

    (複数回答のため100%を超えます)

     

    借換え等の際の金利引き下げが70%を超えており、貸したい先に対して金利引き下げで奪い合っているのかわかります。

     

    この金利競争から抜け出す方法を金融機関が見つけることは簡単ではなく、しばらく(あるいはずっと)続くのでしょう。

     

    もし皆さんの会社に対して金融機関が積極的であるとしたら、金利の引き下げや融資の実行は非常に簡単でしょう。しかし、消極的ではないけどそれほど積極的でもないかなという取引関係でしたら、あまり金利のことをうるさく言わない対応が資金調達にはプラスに働くかもしれません。