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    東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3行が平成30年(2018年)5月に合併すると昨日発表されました。

    合併後の銀行名は「きらぼし銀行」です。

    yatiyobank
    画像は私が以前撮った完成間近(2010年10月頃)の八千代銀行本社ビルです。

    通常は地方銀行が県内で大きなシェアを占めているものですが、東京都の場合はそれとは異なり、メガバンクと信用金庫が強く、都内でこの3行のシェアは非常に低いものとなっています。近代セールスという金融機関行職員が読む雑誌があるのですが、近代セールス2015年1月1日号で、柿﨑昭裕・東京TYフィナンシャルグループ社長(当時)は、東京都民銀行と八千代銀行の2行で東京マーケットの地域シェアは2%程度にとどまると発言していることからもシェアの低さが分かります。今回の合併でも規模としては全国の地銀20位程度です。

    東京は人口も事業所も非常に多いですから、全国の地方銀行にとって魅力的で、東京に進出している地方銀行は多くあります。

    これからも東京都内では金融機関同士の顧客獲得競争が続くでしょうし、本業の融資業務では利益を稼ぐことが難しくなっていることから、1行にまとめて経費削減等の統合効果を出して競争力を高めていくのが狙いです。

    東京都民銀行は東京都、八千代銀行は東京都と神奈川県にかけて多いので、店舗が重複するところはそれほど多くないようですが、重複するあるいは不採算店舗は今後整理していくと見られます。

    取引銀行がいくつもあればいいというものではありませんが、もしどちらとも取引をしている中小企業でかつ他とは融資取引をあまりしていないのであれば、今のうちから新しい金融機関と付き合いを始めておいてもいいと思います。

    今回の新銀行名には今までの行名は使われていません。銀行が合併すると前の行名をつなげたりすることもありました。「三菱東京UFJ銀行」がそうですし、かつては「太陽神戸三井銀行(後にさくら銀行に変更し、現在は三井住友銀行)」なんていうのもありました。ネットではセンスがわるいとか子供っぽい等と書かれているのを見ましたが、「東京都民八千代銀行」なんて長い銀行名にならなくてよかったのではないでしょうか。

    私は太平洋銀行に勤めて1年したら経営破綻してしまいまして、新銀行が「わかしお銀行」なんていう変な銀行名でした。お客様からは「飲食店・飲み屋みたいな名前」とか、赤字で破綻したのだから「あかしお」のほうがいいだとかいろいろ言われました。それに比べれば「きらぼし銀行」はまだいいような気がします。